複雑な相続とは?相続人が多い?数次相続?注意が必要なケースを司法書士が解説!

こちらでは相続手続きが複雑なケースとなってしまう場合についてまとめます。

例えば、相続登記を一つとっても、単なる名義変更のように感じますが、そのためには、市役所や区役所で戸籍を習得したり、法務局に書類を申請したり、他にも相続税とかのことを考えたり、さらにはその前提として遺産分割協議書を作成する必要があります。

このように、単に不動産の相続手続きを一つとっても、多様で専門的な手続きが求められます。

相続はご家族の分だけ形があり、ご自身がどのような状況か分からないという方も多くいらっしゃいます。

複雑な相続の状況に立たされていることが分からないまま手続きを進めてしまったために、手続きが完了できなかったり、ご家族でもめてしまうというケースもございますので、あらかじめ危ない相続の状況がどのようなものなのかお読みいただければと思います。

以下に、相続手続きが大変なケースの例を何個かまとめますので、ご依頼のご検討となってください。

1.多忙な方であったり、複雑な手続きが苦手な方

相続が発生すると、少なくとも亡くなった方について、生まれてから亡くなるまでの戸籍の調査、戸籍謄本の収集が必要になります。

日本では戸籍制度がしっかりしているため、戦争の空襲などのよほどのことがない限り、生まれてから亡くなるまでの戸籍が揃ってしまうものです。

このため役所に戸籍謄本取得のために出向いていったりする労力や、郵送で請求するにしても大変時間がかかったりしてします。

また、ご依頼者の方に多く見られますが、戸籍謄本を無駄に何通も取得してしまい、その取得費用が無駄になるようなケースもあります。

この点、司法書士などの専門家に手続きを任せると手間が省けるゆえに、専門家の視点から戸籍取得の正確性も見てもらうことができます。

また、必要書類も漏れなく取得できますし、途中で不備があったとしても、司法書士が見つけるというケースも多々ございます。

また、自分で相続登記などをやると、どうしても忙しさから手続きが後回しとなります。

近年、相続登記が義務化され、過料などのペナルティが発生するようになりました。こうしたペナルティから避けることもできますし、また一番は何より、こうした慣れないことをやらなくてはいけない、という精神的なストレスから解放されるという面があります。

また相続に明るい司法書士でしたら、簡単な相続税のアドバイスなどもしてくれるでしょう。

デメリットとしては、どうしても手続きにコストが発生してしまう点です。

また他人である専門職とコミュニケーションを取るため、そうしたやり取りで、人間の相性として合う合わないという点もあるでしょう。

こうした点も人によってはデメリットとなるやもしれません。

2.相続税がかかる方

2つ目の複雑になるケースは相続税がかかる可能性のある相続財産のある方です。

相続税が発生する場合、不動産の相続の登記によって相続税の額が変わってくることがあります。

もちろん相続税の計算、申告は税理士の役割となりますが、相続に明るい司法書士でしたら、税務面の基本的な知識や、相続を専門とする税理士との連携も可能です。

このため最初の手続きの相談段階から、相続を専門とする司法書士に相談することも選択肢として宜しいかと思います。

3.相続不動産を売却・活用する予定の方

3つ目の手間のかかるケースとしては、相続した不動産を売却するケースです。

相続財産が主に不動産だけの場合、また相続財産の中で不動産の占める割合が多い場合、そして、相続人が多数いる場合などは、換価分割といって、不動産を売却してその対価を相続をする方法を検討することが多いです。

換価分割では、公平性や明確に遺産を分配できる面もありますが、一方で、複数の相続人間の被害の調整などもしないといけません。

当然、相続人が多い場合、その書類を集める手間であったり、リスクなども増してくるでしょう。

また売却までの不動産をどのように管理するか、こうしたことも考えないといけません。

私どもの事務所では、不動産会社も併設しておりますので、こうしたサポートをワンストップで行うことができます。

4.数次相続(複数の相続)が発生している方

4つ目に複雑なケースとしては、いわゆる複数の相続が起きてしまっている方です。

例えば、すでに亡くなられた方の相続人が既に亡くなっている場合、これを代襲相続と言いますが、このようなケースというのは横浜でもよくみられます。

また、ある相続が発生し、その相続手続きが終わらない間に、相続人である次の方が亡くなってしまう。これを数次相続といいますが、こうしたケースもあります。

こうしたことが続くと、相続人の合計が10人20人となることも珍しくありません。出身する戸籍なども膨大となりますので、早めに専門家に依頼した方がよろしいかと思います。

5.相続人が多い方

5つ目に、4つ目とも重なる部分がありますが、そもそも相続人が多数いたり、不動産が多数ある方の場合も、司法書士などの専門家に依頼した方がよろしいかと思います。

相続人が多くなればなるほど、取得するべき戸籍などの数も増え、こうした仕事だけでも、膨大な作業量となります。

また、不動産が多数ある場合、当然申請先である法務局の数、申請の件数なども増えますし、難易度がどんどん高まっていきます。

相続登記や遺産整理の専門家である司法書士に依頼することで、こうした混乱を避け手間を省けて、迅速な手続きが可能になります。

また、こうした不動産を持つケースでは、動産を売却することも多いですので、私どものように不動産会社を併設する司法書士事務所でしたら、これらのサービスをワンストップで行うことが可能です。

また相続人が多い場合は、途中で意見が変わったり、前述のケースのように途中で亡くなってしまう相続人が出てきたりすることも非常に多くあります。

こうしたリスクを避けるためにも、早めの手続きを求められると思います。

6.被相続人が孤独死をされている方

最後に挙げるケースとしては、孤独死などで亡くなられたケースも挙げられます。

単身で亡くなられた方は、相続関係が複雑となることが少なくないです。

例えば、もともとは単身でなかったとしても、離婚をしてしまったり、子供が先に亡くなってしまったり、また身内と長い間疎遠になっているなどの事情から、こうしたケースを発生してしまうこともよくあります。

そもそもこうしたケースの場合、相続人と亡くなった方の縁が遠いため、相続財産の調査から非常に困難となるケースがよく見られます。

また場合によっては相続放棄選択される方も、このケースでは目立ちますので、このような状況では司法書士へ手続き全般をお任せいただくことで、早期の問題解決が可能になるでしょう。

私どもでは、こうした孤独死を経験されたお客様向けのホームページも用意してありますので、ご参照になさってください。

このように、相続手続きは単なる名義変更だけではなく、様々なケースにおいて様々な専門的な手続きが求められます。

今挙げたようなケースに当てはまる方は、ぜひ私どもの事務所の無料相談を活用なさってください。

当事務所の無料相談はコチラからご覧いただくことができます。

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当事務所では下記のような相続人関係が複雑なケースの手続きも対応しております。

他の相続人との連絡や書類のやり取り、裁判所への各種申立を代行し、相続手続きをスムーズに進めますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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